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こちらは蒼井はるが運営するブログ・二次創作小説サイトです。 好きなものをその時の気分で書いてるのでメインに何を書いているとかはありませんが、今はコードギアスが多い(むしろほとんど笑)です。 無断転載・転用は禁止です。 荒らしや原作者の方は閲覧をご遠慮ください。
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蒼井はる
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33
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女性
誕生日:
1991/02/14
職業:
学生
趣味:
読書・旅行
自己紹介:
毎日サークルに勉学に趣味にと慌しく過ごしています。忙しい中にもきちんと自分の時間を見つけて、ほっこりするのが楽しいです。
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お待たせしてしまい、申し訳ありません;;

どこへやら飛んで行ってしまってました。
今回は、リンクを繋がせて頂いている紅夜さんが前々からリクエストされていたものをあげてしまいたいと思います。

コードギアス×シゴフミのクロスオーバー

で三部作になっています。

今回はその第一部をアップします。

紅夜さん、大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
どうぞ煮るなり焼くなりしてやってください。






シゴフミ。それは死んだ者が思いの強さによって現世に残る者達にたった一つ送ることができる最期の想い。
 
それは時として、希望・夢・悲しみ・痛み・憎しみ、そして絶望を人に与える。
 
でも、ただ一つ確かなこと。
 
そこに込められた想いはこの世で一番純粋なものなのだ。
 
 
 
 
 
The last letter for…
 
 
 
 
 
 ふわりふわり。
 
少女は空を舞っていた。
背から生えた白い羽は、黒い制服をその身に纏っていなければ天使にも見えただろう。
少女はくるくると回転しながら今度は下降していく。
綺麗に整備された街並みが見えてきたところでまた上昇した。
 
「ちょっとフミカ、いつまでそうして拗ねてるのさー。そんなにかもめ町から離れるの嫌だった?それとも世界軸の問題?でも、永遠の別れとかじゃないんだから。出張だよ?仕事が終わったら戻れるんだからっ!」
「・・・別に拗ねてなんかない」
「じゃあいつまでそうしてるのさっ!フミカってばこっち来てから上下左右ふわふわ飛んでるだけで上陸しようとしないし。しまいに時間切れになって海に真っ逆さまなんだから」
 
暫くそれを繰り返していると、とがめる声が聞こえてくる。
姿はない。が、声がする度にペンダントが青く点滅した。
 
やがてフミカと呼ばれた少女は呟いた。
 
「・・・しばらくフミちゃんの顔が見れない」
「どんだけ自分好きなんだよ」
「とても重要なこと」
「はいはい、分かりましたよ。分かったからさっさと上陸してっ」
 
 
「……っていうかさ」
「ん」
「なんで、いきなり上から出張の指令が来た訳?こっちにはこっちの担当もいるでしょ?」
「人員が足りないって」
 
暫くの沈黙の後、ゴクリと固唾をのむ音がしてカナカが声を発する。
 
 
「それって……」
 
返答にはさほど時間はかからなかった。
 
 
 
 
 
 
「うん。人がたくさん死んだ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ところでさ、大事な連絡があるのです。フミカさん」
今聞いたことは流すことにしたらしいカナカが声を発する。
「何?カナカさん」
何故か敬語を使い始めたカナカに便乗するように返しつつフミカは首を傾げる。
 
 
 
「時間切れです。落ちます」
「え」
 
 
 
 
次の瞬間、フミカの背に生えていた羽根は消え、ペンダントだったカナカは杖に変わった。
そして、海へと真っ逆さまに落ちていく。
 
  
「だから言ったのにぃいいぃぃっ!」
 
 
カナカの悲鳴が空に響き渡った。
 
 
*****
 
 
 
海に落ちたはずなのに、冷たくない。
むしろ、太陽の光のような暖かさがある。
フミカはそんな中で目を覚ました。
 
 
「あ。フミカ、起きたっ?」
 
「ここ、」
心配気に声をかけるカナカに大丈夫だと頷いて、辺りを見回す。
噴水や、綺麗に舗装された広場から、ここが公園であることが分かる。
ただ、時期的にはまだ海岸近くの公園は早いのか人通りは皆無に等しかった。

「気が付いたのか?」
声のした方を向くと、一人の青年が紙袋を抱えて立っていた。
「誰?」
「俺はルルーシュ。君の死後文配達人(同業者)だよ」

「感謝しなよー?ルルーシュが来なかったらフミカは今頃お魚さんとスイミングだったんだから」
カナカはぴょんぴょんと飛び跳ねながら言う。
「貴方はなんで居合わせたの?」
通常、配達人が鉢合わせることなんてまずない。
「君らを探してたんだよ。俺はまだ新米だからね、研修がてらフミカのアシストにつけって上司に言われたんだ。で、待ってたんだけどなかなか来ないだろ?だから、探し回ってたら真っ逆さまに海にダイブしようとしてたのを見つけたんだ」
「えぇ?!上からはなんも聞いてないよ!!これほんと!」
カナカの不手際かとフミカが睨みつけると、
「急に決まったことだったからな。俺もさっき聞かされたところだったし。それに、配達人と出会うことたぶん結構あるぞ?俺、さっきから何人も見かけたし」
後ろに隠れたカナカをルルーシュは弁護した。
それに言い返さなかったのは納得したわけでもなくて、
「…何人も、見かけた?」
それよりもルルーシュが言った言葉が不可解なことのように感じられたからだ。
「すれ違っただけだけどな」

「ねぇ、ルルーシュ。ここの世界、どうしてそんなにたくさんの人が死んだの?普通、配達人が自分の管轄から出て他の配達人に出会うこと自体、なかなかないんだけど」
カナカはフミカの横に戻って言う。



「ゼロレクイエム」

 

「何、それ」
「この国の皇帝が行った計画の名前だよ」
ルルーシュは歩き出した。
フミカとカナカもそれに続く。
「皇帝はある目的のために戦争を引き起こし、虐殺を行い、多くの軍人や民間人が犠牲となった。最後は皇帝がゼロと呼ばれる救世主に殺され、世界は平和になった」
カツカツと靴音を鳴らしてルルーシュは銅像の前に立った。

マントを纏った仮面をした男の像。

ZERO

そう名前が刻まれている。


「ようこそ。合衆国日本へ」






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まさかの第一部はめっちゃ短かったんだよっていうオチ(笑)
申し訳ないです。
でもね、二部は驚くほど長いので。
あくまでもプロローグですから!!

添削しながらだと本当に時間がかかる…
気長に待っていてください;;;

というわけで、
この作品は紅夜さんのみ、お持ち帰り可とさせていただきます。

ではでは。


 

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